2024/03/08
家づくりのすゝめ『平屋みたいに使える2階建て』
こんばんは。
川原です。
*次男と熊本城
球磨郡水上村出身 45歳 4人家族
宅地建物取引士/住宅ローンアドバイザー
去年の年末から今年にかけてOB様から『子供部屋の間仕切り』の相談を4件いただき、子供たちの成長を感じる瞬間になりました。。。
打ち合わせしていたころはみんな保育園か小学生だったのに、みんな元気で成長してくれて何よりでした。
現調にお伺いした日が、ちょうど最後の試合の日だったF君。
惜しくも負けてしまったそうです。
同じ背番号のスーパースターも同じだと思うけれど、ずっと勝ち続ける人なんていなくて、負けることが次への成長に欠かせないことだと思います。
とても礼儀正しく、男らしい顔つきでいい男になったね。
きっと今以上に強く上手になるよ。
応援しています。
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ということで、今回のお題は・・・
『平屋みたいに使える2階建て』
という内容でお届け致しますm(__)m
ある平凡なマイホームを考える夫婦の会話シリーズ
『平屋みたいに使える2階建て』編
パパ『やっぱできれば平屋がいいよね~』
ママ『そうね、年取ったときのこと考えるとよけいね~』
パパ『でも平屋って高いんだってよ』
ママ『どういうこと?2階建てと何が違うの?』
パパ『なんか建築費も高くなりやすいし、土地も広めに必要になるかららしいよ』
ママ『確かに平屋だと土地は広くいりそうよね』
パパ『それに子供たちはむしろ2階?階段?があるお家に住みたいみたい』
ママ『え~そうなんだ!子供たちの気持ちは盲点だったわ・・・』
パパ『ね。それぞれ部屋があればいいかなと思ってたけどね。』
ママ『家族の家だからね。色々バランスよく考えようね』
パパ『うん!』
と、今日も夢のマイホームに向けて絶賛夫婦会議中。。。
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今回のテーマは、
『平屋みたいに使える2階建て』
『平屋』にするか『2階建て』にするか。
悩みますよね。
当初は、できる事なら平屋にしたいな・・・、というお考えの方が多いかと思いますが、計画を進めていくにつれて、結果2階建ての計画になったという方も多い現状があります。
その原因は。
材料費の高騰と土地価格の高騰です。
それぞれの視点から解説していきます。
材料費の高騰
例えば30坪のお家があったとき、平屋と2階建てのお家だとどちらが建築費が高くなるでしょうか?
正解は平屋です。
これには明確な理由がありまして。
この画を平屋と2階建てと思ってご覧ください。
両方ともに30坪のお家ですが、違いはどこでしょう?
そう、基礎の面積と屋根の面積が倍違います。
要は屋根の工事費と基礎の工事費が2階建てと平屋では倍違うという事になるということです。
これが同じ坪数なのに平屋の方がどうしても高くなってしまう理由です。
ただし、これには続きの話があるのですが、それはまた別の機会で・・・。
自分のせいですが、最近ブログ記事が長すぎて大変・・・。
そして、次に
土地価格の上昇
ご存じの通り、熊本の土地価格は上昇しています。特に話題の地域を中心に・・・
これはある意味仕方のないことですが、それではそもそも平屋を建てるために必要な土地の広さはどれほどでしょうか?
もちろん、建物の大きさや駐車場の台数によっても変わるわけですが、30坪の平屋で駐車場2台分、お庭は若干くらい、という感じの場合だと60坪以上ないと厳しいかなと思います。
建蔽率が40%(一種低層)だと75坪以上ないと無理です。
でも60坪だと、お庭はほとんど取れず、結構敷地にキツキツです。
隣接地とも近くなり、皆さんがイメージされている平屋のゆったり感が全くありません。
かと言って、80坪の土地だとすると坪25万円で土地代だけで2,000万円・・・。
となると、平屋という選択がなかなか厳しいものになっていくわけですね。
しかし、お子さんが小さい今の時期の事や、自身の老後を考えると、できれば平屋が良いな・・・と思われる気持ちは十分に理解できます。
そこで考えました!
『平屋みたいな2階建て』
と言っても私が考えたわけではありませんが・・・。
お客様と色々プランのお打ち合わせをする中で行きついたこの考え方。
要は、1階に必要なお部屋の優先順位を考えるわけです。
①主寝室
②WIC
③ランドリールーム
子供部屋はむしろ2階の方が子供は嬉しい気がします・・・。
思春期はもちろん、将来、子供が孫連れて帰ってきたときでも2階の子供部屋を利用できます。
そうすると、①~③のお部屋だけをどうするか考えながら計画することで、土地・建物・予算のバランスをうまくとっていくことができます。
ご家族の長年にわたるライフスタイルの全てに対応する間取りというのは難しいと思いますし、皆さん事情もあれば予算もあります。
じゃあどんな間取りが良いのかと考えたときに例えば・・・
こんな感じで、一階で生活動線が完結する間取りにしてあげて、子供部屋だけを2階へ計画するだけで、1階基礎の面積はグッと減ります。
もちろんコストも抑えられます。
そして、子供たちは階段があって嬉しいし、思春期の互いのプライバシーも程よく守れる距離感がつくれます。
平屋にしたいというご希望は『老後』というキーワードが元になっている場合も多いので、この間取りであれば十分老後も1階で生活が完結します。
また、1階がコンパクトになることで駐車場やお庭のスペースにも余裕が生まれます。
家づくりの中では色んなことを検討していかなければなりませんが、バランスがとても大切だと思います。
情報が溢れる時代だからこそ、一歩間違えると一つの考え方や方向に縛られてしまいそうになりますが、決してそうならないように柔軟に、幅広い目線で素敵なお家づくりを計画していただけたらと思います。
皆さん事情もあれば予算もあります。家づくりはバランスを取っていくことがとても重要だと思います。
『平屋みたいに使える2階建て』
色んな面でバランスの良い家づくりをしていきましょう(^^)
ということで、今回の家づくりのすゝめは以上になりますm(__)m
最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m
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