2023/10/07
家づくりのすゝめ『住宅ローンの勉強いつするの?今でしょ!』続編
こんばんは。
川原です。
球磨郡水上村出身 45歳 4人家族
宅地建物取引士/住宅ローンアドバイザー
朝からやけに頭が寒いと思ったら、枕もとのが少しだけ開いていました・・・。
そのせいか朝から鼻がぐずぐずです。
ただ、最近ちょっと睡眠不足気味だったので昨日は9時過ぎには寝ましたので、頭は冴えております。
やっぱり睡眠は大事ですね。
巷ではインフルエンザも流行っておりますし、季節の変わり目でもありますので、体調を崩しやすい時期かと思います。
なんか調子悪いなと感じたら、とりあえず9時に寝てください・・・。
皆様、お身体お大事にm(__)m
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ということで、今回のお題は・・・
『住宅ローンの勉強いつするの?今でしょ!』続編
前回の続編をお届け致しますm(__)m
ある平凡なマイホームを考える夫婦の会話シリーズ
『住宅ローンの勉強いつするの?今でしょ!』続編 編
パパ『結局さ、金利が上がる!って言われても俺たちにどうすることもできないよね・・・』
ママ『なに?急にどうしたのよ・・・』
パパ『いや、ニュースでアメリカの利上げがとか日銀がとか聞くけど、俺たちはそれを聞いてどうすればいいの?って思ったんだよね』
ママ『まあ、確かにどうすることもできないわよね』
パパ『金利が上がるから早く!と言われても、そんなすぐすぐ事は運ばないし、それも一つのきっかけではあるかもだけど、自分達じゃコントロールできないことに右往左往するのもなんかおかしいよね・・・』
ママ『なんだか今日はやけにアンニュイ(物憂げな)な感じね・・・』
パパ『そう、なんか色々勉強しようと思って色々調べてたらちょっと疲れてきちゃって・・・』
ママ『まあ、とにかく健康で、一生懸命働いて、きちんと返済していく、ということしかないんだろうけどね』
パパ『うん、そう。でも色々専門家的に詳しくならなくてもいいけど、要所要所のコツみたいなものが知りよね』
ママ『そうね~、コツとかワンポイントアドバイス的なわかりやすいやつね』
パパ『キュピー3分クッキングみたいな感じね!』
ママ『う、うん・・・、そうね・・・そうかしら・・・』
と、今日も夢のマイホームに向けて絶賛夫婦会議中。。。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
という事で今回の家づくりのすゝめは・・・
『住宅ローンの勉強いつするの?今でしょ!』続編
という内容でお届けしたいと思います。
金利の上げ下げは一個人でどうすることもできません。
私が世界の金融業界を動かすほどの力を持っていたと仮定すれば・・・
『金利上げちゃおうかな~』
の一言で上がるのが長期金利です。*住宅ローンでは固定金利に影響します
まずは都市銀行さんが住宅ローンの金利を上げ、追随して地方銀行も金利を上げるわけです。
そして、我々はそれをニュースで知るわけです。
また、金利は『よし!今は10年の固定金利が良い感じだからこれにしよう!』と決めても、実際にはその時点では何も決まっていません。
そもそも、住宅ローンの金利が確定するのはいつでしょう?
実はこの2パターンが存在しています。
『住宅ローンを申し込んだとき』
『実際に融資が実行されたとき』
住宅ローンを申し込んだとき
これはこの通りのことですね。
土地が決まり、契約をし、その契約書を持って銀行さんに本申し込み(本審査)に行くわけです。その時点での金利が適用されるという事です。以前のブログでも触れた、『仮審査』では決まりません。
変動金利ではほぼ無いパターンですが、短期固定金利の商品だとこの『申込時金利』が適用になっている商品を見かけますね。
実際に融資が実行されたとき
実は、このパターンがほとんどです。
長期固定のフラット35もそうです。
なぜか?住宅ローンにおいては、土地を購入して家を建てるまで少なくとも半年以上かかります。
仮に、申し込み時点で1%の金利だったものが、半年後に1.2%になっている可能性も十分にあるわけです。
短期間の貸付であればいいのかもしれませんが、住宅ローンのように大きな額を長期間で貸す商品だと、この0.2%はとても大きな差になります。
銀行さんからするとこの申込時の金利決定というのは良くも悪くもリスクがあるわけです。
お客様からしても同じですね。銀行さんと逆の立場になるだけです。
このように、今、金利を決めたとしてもそれは商品次第ではあまり意味がないものになってしまうわけです。
では、金利の上がり下がりに関して私たちは一体どんなことを考えておくべきなのでしょうか?
それは、明確な答えが一つあって、
『金利が上がったらどうなる?金利が下がったらどうなる?』
という事を知っておくことが大切です。
ここで一つ具体例を挙げてお話してみましょう。
4,000万・40年返済・金利1%の場合の第一回目の月々返済額は101,142円。
このうちの金利と元本の割合はどんな感じでしょうか?
*この意味がちょっと解らない方はこのブログをご覧くださいm(__)mとても重要な部分ですm(__)m
1%の場合 月々101,142円 元本67,809円 利息33,333円
では、金利がもし2%だった場合にはどうなるでしょうか?
*実際には急にそんな金利差が出ることは考えにくいですが、違いがわかりやすいように表現しています。
2%の場合 月々121,130円 元本54,464円 利息66,666円
わかりますか、この恐ろしい違い。
月々返済額が上がるのは当然のこととして、注意するのは返済額が増えたのに元本の減りが少なくなっていることです。
言い換えれば利息の額が倍になっています。
萬田銀次郎のファンの方ならばピンときますね。
そうです、元本が減らずに、利息の支払いが増えているわけです。
『トイチ』
*10日で一割恐ろしさがわかりますね。
住宅ローンで大事な一つのポイントは、元本をいかに減らすかです。
もともと利息というのは元本があるから発生するわけです。
元本が少なければもちろん利息も少なくなります。
そして、もう一つ、金利が高い低いという事で重要なのは、月々返済額が上がる下がるという事よりも、元本と利息の割合が変わるという事の方が注意なのです。
金利が高いと利息の割合が増える(=元本が減らない)
金利が低いと元本の割合が増える(=元本が減る)
ということです。
じゃあ、元本を減らすためにできることはなにか?
借入額を減らせ!という答えは、それができるなら苦労はしない!という事になってしまうのでしませんm(__)m
低金利を選ぶ
金利が低ければ低いほどかかる利息が小さくなります。
元本がどんどん減っていきます。
元本が減ればまた利息が小さくなります。
仮に金利が上がっても、元本が小さくなってれば月々の返済額にも影響は少なくなります。
無駄な利息が最小限に抑えられる=返済総額が抑えられる という事になります。
4000万・金利1%・40年の場合の返済総額 48,548,360円
4000万・金利2%・40年の場合の返済総額 58,142,522円
その差 9,594,162円
私たちは金利が変わって、月々返済が上がる下がるという話で終わってはいけないのです。
こうなったらこうなる。だからこうすればいい。こうしていこう。
という知識を持っておかないといけないです。
金利がどう動くかは、誰にもわかりませんが、仕組みは変わりません。
そして、もう一つ重要なのが『繰り上げ返済』です。
話が長くなりすぎてしまいましたもので、続きはまた次回にさせていただきますm(__)m
ということで、今回の家づくりのすゝめは以上になりますm(__)m
皆様、また次回お会い致しましょう・・・m(__)m
『家づくりのすゝめ』はyoutubeもありますのでよかったらご覧くださいm(__)m
そして、よければチャンネル登録とグッドボタンを何卒、何卒よろしくお願い致しますm(__)m
コムハウスのInstagramはコチラから➡https://www.instagram.com/com_haus/
コムハウスのHPはコチラから➡https://com-haus.net/
コムハウスのyoutubeはコチラから➡https://www.youtube.com/@com-haus516
- ・2024年5月(1記事)
- ・2024年4月(3記事)
- ・2024年3月(3記事)
- ・2024年2月(3記事)
- ・2024年1月(4記事)