家づくりのすゝめ『因縁の議論 賃貸派vs持ち家派』
こんばんは。
川原です。
球磨郡水上村出身 43歳 4人家族
宅地建物取引士/住宅ローンアドバイザー
先日、私の兄から姪の件で連絡があり、
『リオ(姪っ子)が熊本市内の高校に合格したけん、今後、色々よろしくね!』
とのこと。
彼女が生まれたとき、私はまだ独身でしたので、可愛くて可愛くて仕方のない姪っ子でした。
それが今ではもう高校生に・・・。
おじさんは心配です。
水上村から出てきて、熊本市内の風に流されてしまうのではないかと・・・。
先日は、もう10年前にお引渡ししたOB様からリフォームの相談があってお伺いしたら、長男君が結婚するというお話で、驚きました。
『お互い年とったね~!』と笑い合いました。
時間が過ぎるのは仕方のないことで、色々変わってもいきますが、久しぶりに会ってもそんな風に話せるような、見た目は年をとっても、どこか変わらない気持ちを持っていようと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ということで、今回のお題は・・・
『因縁の議論 賃貸派vs持ち家派』
というお話をお届け致しますm(__)m
ある平凡なマイホームを考える夫婦の会話シリーズ
『因縁の議論 賃貸派vs持ち家派』編
パパ『やっぱりこの賃貸も手狭になってきたね』
ママ『そうね~、子供達も大きくなってきたしね~』
パパ『とはいえ、ここ以上の広さの物件となると結構な家賃がするんだよね・・・』
ママ『そうなると、やっぱりお家建てた方がいい気がするよね』
パパ『うん。でも、こないだ賃貸の方が気楽だ!という人の動画を見たら、それも確かに・・・と思ってしまったんだよね・・・』
ママ『え!?どいうこと?』
パパ『賃貸の場合は、ゴニョゴニョ・・・。持ち家の場合は、ゴニョゴニョ・・・。』
ママ『確かに、どちらも理解できるわね・・・』
パパ『ね~。考えすぎても良くないんだろうし、答えが出ない問題かなとも思うしね。』
ママ『そうね、とにかく家族が幸せに暮らせる場所であれば私はどっちでもいいや!』
パパ『でた!どっちでもいいていうのが一番困る!』
ママ『じゃあ、今夜の晩御飯何がいいのよ?』
パパ『え・・・、なんでもいい・・・。』
ママ『なんでもいいが一番困るのよ!』
パパ『ですね・・・』
と、今日も夢のマイホームに向けて絶賛夫婦会議中。。。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
YouTubeやネット上の記事なんかで、『賃貸派?持ち家派?』的なコンテンツで見られたことがある方も多いのではないでしょうか?
私は、経歴的に不動産会社~建築業界とこの業界にどっぷり浸かってしまっている人生なので、良くも悪くも色々な場面に出会ってきました。
私よりも遥に頭脳明晰な方々が議論されている内容ではありますが、私のこれまでの経験から考える『賃貸派vs持ち家派』についての考察をお届けしたいと思いますm(__)m
まずは、それぞれのメリットデメリットを整理したいと思います。
【賃貸派】
メリット
・建物の維持管理費用が不要・固定資産税が不要・引っ越しが容易など。
デメリット
・賃料を払い続けても資産にはならない・年齢が上がるほどに貸してくれる物件が少なくなっていくなど。
【持ち家派】
メリット
・資産ができる・ローンの支払いが終われば住居費用がなくなる・万が一の場合に家族に家を残せるなど。
デメリット
・簡単に引っ越しできない・多額のローンを抱える・建物の維持管理費用がかかる・固定資産税がかかるなど。
こうやって整理してみると、賃貸の方がいいような感じにも見えてきますね・・・。
有名な実業家さんも『持ち家不要』というお考えでした。
そもそもこの話は、たらればの要素をどう考えるかで結果が変わってしまうので正解はないものなのでしょうが・・・。
その上で、私なりの見解をお話してみますと、私は『持ち家派』です。
建築会社で働く私が、ここで『賃貸派』です!と言っても問題がありますが・・・。
ここではあくまでもフラットな目線でお話をしたいと思います。
僕の場合はそれぞれのメリット・デメリットのことはさほど気にしていなくて、どちらかというと住まいの終盤の事と暮らす場所の事を考えます。
若く、元気に働けるうちは、賃貸でも持ち家でもどっちでもいいと良いと思います。
元気で働けるうちはどうにでもなるので。
しかし、私は老後を考えます。
もし賃貸の場合。
70歳になったときに、いくらの家賃を死ぬまで払い続けることができるのか?
万が一、自分に何かがあったときに、残された家族はいくらの家賃を払い続けることができるのか?
人生100年時代と呼ばれ、年金も十分ではないであろうこの時代に、老後にそれなりの家賃を払い続けることの方が想像できなかったです。
ただ、これは地域差もあると思います。
私の田舎は球磨郡水上村というところですが、やはり賃料は安いです。
そのような地域で、古い建物でも、安い家賃でプチ自給自足で、日々のんびり過ごす老後ならば賃貸でもいいかなと、いい意味で身軽かなと。
逆に東京などの大都市圏で暮らす場合も賃貸やその他の暮らし方の方がいいのかなとも思います。
土地の価格が高すぎるし、そもそも家賃も高すぎるので、そのまま一生暮らしていけるとは考えづらく、移動という事を考えると賃貸もしくはそれ以外の暮らし方(ホテルのサブスクとか)の方が動きやすいかもしれません。
大都市に住んだことがないのであくまで想像ですが・・・。
反対に、それなりの家賃水準の地域ではやはり持ち家がいいのかなと思います。
最初にお話したように、たらればで考えていくと答えが出ません。
自分の人生の終盤の暮らしをどう想像(想定)するかだと思います。
①結婚してから1LDK
②子供ができて2LDK~3LDK
③子供が巣立って~老後1LDK~2LDKと想定した場合。
家賃設定は、
①5~6万
②7~8万
③???
①と②の元気で働けている時期は、どのような状況であれ、ある程度対応できると思います。
なんか想像(想定)できますよね。
しかし、老後~他界するまでの期間の家賃設定が想像(想定)できないのです。
皆さんはどうでしょうか?
老後~他界するまで、どれだけの家賃を払い続けることができると思いますか?
もう、15年も前になりますが、不動産会社に勤め、賃貸契約などをしておりましたが、やはり高齢のお客様もそれなりにいらっしゃいました。
当時は、大家さんがOKを出せば入居審査も問題はありませんでしたが、最近は入居審査の際に、保証会社を通す不動産会社(大家)さんも増え、高齢者の方の審査が厳しいという話を聞きました。
そして、審査が緩い物件は大抵の場合、なかなか入居者が決まらない築古の物件がほとんどです。
かたや最近の住宅ローンには団信はもちろん、がんと診断されたらローンの残がなくなるがん団信や八大疾病特約など、返済期間におけるリスクに対する商品性が向上しています。
ネット上でよくある議論の中には、そのあたりのリアルな現場の情報があまり反映されていないように感じます。
持ち家を持つことが全てではないと思いますが、僕の中ではやはり持ち家の方が将来を想像(想定)できるなと感じます。
様々な考え方はできるとは思うのですが、まずは、自分自身が将来の自分の住まい(暮らし方)をどう想定するのかという事を思い描いてみるといいのかもしれません。
私は老後、沖縄のような年中暖かな気候の場所で過ごしたい。
と思っております。。。
その時は、今の家を賃貸にして・・・とか想像しています。。。
なんくるないさ・・・。
ということで、今回の家づくりのすゝめ『因縁の議論 賃貸派vs持ち家派』は以上になります。
皆様、また次回・・・m(__)m
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川原です。

球磨郡水上村出身 43歳 4人家族
宅地建物取引士/住宅ローンアドバイザー
先日、私の兄から姪の件で連絡があり、
『リオ(姪っ子)が熊本市内の高校に合格したけん、今後、色々よろしくね!』
とのこと。
彼女が生まれたとき、私はまだ独身でしたので、可愛くて可愛くて仕方のない姪っ子でした。
それが今ではもう高校生に・・・。
おじさんは心配です。
水上村から出てきて、熊本市内の風に流されてしまうのではないかと・・・。
先日は、もう10年前にお引渡ししたOB様からリフォームの相談があってお伺いしたら、長男君が結婚するというお話で、驚きました。
『お互い年とったね~!』と笑い合いました。
時間が過ぎるのは仕方のないことで、色々変わってもいきますが、久しぶりに会ってもそんな風に話せるような、見た目は年をとっても、どこか変わらない気持ちを持っていようと思います。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ということで、今回のお題は・・・
『因縁の議論 賃貸派vs持ち家派』
というお話をお届け致しますm(__)m
ある平凡なマイホームを考える夫婦の会話シリーズ
『因縁の議論 賃貸派vs持ち家派』編
パパ『やっぱりこの賃貸も手狭になってきたね』
ママ『そうね~、子供達も大きくなってきたしね~』
パパ『とはいえ、ここ以上の広さの物件となると結構な家賃がするんだよね・・・』
ママ『そうなると、やっぱりお家建てた方がいい気がするよね』
パパ『うん。でも、こないだ賃貸の方が気楽だ!という人の動画を見たら、それも確かに・・・と思ってしまったんだよね・・・』
ママ『え!?どいうこと?』
パパ『賃貸の場合は、ゴニョゴニョ・・・。持ち家の場合は、ゴニョゴニョ・・・。』
ママ『確かに、どちらも理解できるわね・・・』
パパ『ね~。考えすぎても良くないんだろうし、答えが出ない問題かなとも思うしね。』
ママ『そうね、とにかく家族が幸せに暮らせる場所であれば私はどっちでもいいや!』
パパ『でた!どっちでもいいていうのが一番困る!』
ママ『じゃあ、今夜の晩御飯何がいいのよ?』
パパ『え・・・、なんでもいい・・・。』
ママ『なんでもいいが一番困るのよ!』
パパ『ですね・・・』
と、今日も夢のマイホームに向けて絶賛夫婦会議中。。。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
YouTubeやネット上の記事なんかで、『賃貸派?持ち家派?』的なコンテンツで見られたことがある方も多いのではないでしょうか?
私は、経歴的に不動産会社~建築業界とこの業界にどっぷり浸かってしまっている人生なので、良くも悪くも色々な場面に出会ってきました。
私よりも遥に頭脳明晰な方々が議論されている内容ではありますが、私のこれまでの経験から考える『賃貸派vs持ち家派』についての考察をお届けしたいと思いますm(__)m
まずは、それぞれのメリットデメリットを整理したいと思います。
【賃貸派】
メリット
・建物の維持管理費用が不要・固定資産税が不要・引っ越しが容易など。
デメリット
・賃料を払い続けても資産にはならない・年齢が上がるほどに貸してくれる物件が少なくなっていくなど。
【持ち家派】
メリット
・資産ができる・ローンの支払いが終われば住居費用がなくなる・万が一の場合に家族に家を残せるなど。
デメリット
・簡単に引っ越しできない・多額のローンを抱える・建物の維持管理費用がかかる・固定資産税がかかるなど。
こうやって整理してみると、賃貸の方がいいような感じにも見えてきますね・・・。
有名な実業家さんも『持ち家不要』というお考えでした。
そもそもこの話は、たらればの要素をどう考えるかで結果が変わってしまうので正解はないものなのでしょうが・・・。
その上で、私なりの見解をお話してみますと、私は『持ち家派』です。
建築会社で働く私が、ここで『賃貸派』です!と言っても問題がありますが・・・。
ここではあくまでもフラットな目線でお話をしたいと思います。
僕の場合はそれぞれのメリット・デメリットのことはさほど気にしていなくて、どちらかというと住まいの終盤の事と暮らす場所の事を考えます。
若く、元気に働けるうちは、賃貸でも持ち家でもどっちでもいいと良いと思います。
元気で働けるうちはどうにでもなるので。
しかし、私は老後を考えます。
もし賃貸の場合。
70歳になったときに、いくらの家賃を死ぬまで払い続けることができるのか?
万が一、自分に何かがあったときに、残された家族はいくらの家賃を払い続けることができるのか?
人生100年時代と呼ばれ、年金も十分ではないであろうこの時代に、老後にそれなりの家賃を払い続けることの方が想像できなかったです。
ただ、これは地域差もあると思います。
私の田舎は球磨郡水上村というところですが、やはり賃料は安いです。
そのような地域で、古い建物でも、安い家賃でプチ自給自足で、日々のんびり過ごす老後ならば賃貸でもいいかなと、いい意味で身軽かなと。
逆に東京などの大都市圏で暮らす場合も賃貸やその他の暮らし方の方がいいのかなとも思います。
土地の価格が高すぎるし、そもそも家賃も高すぎるので、そのまま一生暮らしていけるとは考えづらく、移動という事を考えると賃貸もしくはそれ以外の暮らし方(ホテルのサブスクとか)の方が動きやすいかもしれません。
大都市に住んだことがないのであくまで想像ですが・・・。
反対に、それなりの家賃水準の地域ではやはり持ち家がいいのかなと思います。
最初にお話したように、たらればで考えていくと答えが出ません。
自分の人生の終盤の暮らしをどう想像(想定)するかだと思います。
①結婚してから1LDK
②子供ができて2LDK~3LDK
③子供が巣立って~老後1LDK~2LDKと想定した場合。
家賃設定は、
①5~6万
②7~8万
③???
①と②の元気で働けている時期は、どのような状況であれ、ある程度対応できると思います。
なんか想像(想定)できますよね。
しかし、老後~他界するまでの期間の家賃設定が想像(想定)できないのです。
皆さんはどうでしょうか?
老後~他界するまで、どれだけの家賃を払い続けることができると思いますか?
もう、15年も前になりますが、不動産会社に勤め、賃貸契約などをしておりましたが、やはり高齢のお客様もそれなりにいらっしゃいました。
当時は、大家さんがOKを出せば入居審査も問題はありませんでしたが、最近は入居審査の際に、保証会社を通す不動産会社(大家)さんも増え、高齢者の方の審査が厳しいという話を聞きました。
そして、審査が緩い物件は大抵の場合、なかなか入居者が決まらない築古の物件がほとんどです。
かたや最近の住宅ローンには団信はもちろん、がんと診断されたらローンの残がなくなるがん団信や八大疾病特約など、返済期間におけるリスクに対する商品性が向上しています。
ネット上でよくある議論の中には、そのあたりのリアルな現場の情報があまり反映されていないように感じます。
持ち家を持つことが全てではないと思いますが、僕の中ではやはり持ち家の方が将来を想像(想定)できるなと感じます。
様々な考え方はできるとは思うのですが、まずは、自分自身が将来の自分の住まい(暮らし方)をどう想定するのかという事を思い描いてみるといいのかもしれません。
私は老後、沖縄のような年中暖かな気候の場所で過ごしたい。
と思っております。。。
その時は、今の家を賃貸にして・・・とか想像しています。。。
なんくるないさ・・・。
ということで、今回の家づくりのすゝめ『因縁の議論 賃貸派vs持ち家派』は以上になります。
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