2021/05/17
家づくりのすゝめ『断熱材』
家づくりを始められる時のキーワードの一つ。
『断熱』
いわゆる『断熱材』には複数の選択肢があります。
製品によって素材や価格も異なります。
コムハウスでは、現場発泡吹き付け硬質ウレタンフォーム
『アクアフォーム』
https://www.n-aqua.jp/products/aquaform/
を多く使用させていただいております。
もちろん、ご要望があればその他の断熱材も使用可能です。
高性能グラスウール
セルロースファイバー
発泡系(いくつか種類があります)
正直、どの断熱材が一番か!?と言われると、答えが難しいです。
それぞれ、しっかりと開発・製造された製品ばかりです。
日本の技術って優秀だなと思います。
これで終わってしまうと、面白くないので、ここで一つ面白い事実のお話を。
断熱性能を表す言葉に『熱伝導率』という言葉があります。
これは、熱伝導による熱の伝わりやすさを表わす数値で、数値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能に優れた材料であることを表わします。
じゃあ、熱伝導率の数値が小さい断熱材を選べば間違いない!となりますよね。
でも結局性能が良いと、価格も高い。ということに繋がっていくわけです。
なんでもそうだと思うのですが、ハードの面だけ考えれば、性能が良くて、
価格が安ければ嬉しいわけです。
でもそうじゃないから皆悩むわけですね。
車でもスマホでもカメラでも。
では代表的な断熱材の熱伝導率を比べてみましょう。
<無機繊維系>
<木質繊維系>
<発泡系>
あれ?どの断熱材も性能数値的には大差ないですね。
でも、一般的なイメージとして、グラスウール系がリーズナブルで、
セルロースファイバーや発泡系断熱材はコスト高と思われている方も多いと思います。
実際、その通りです。
グラスウールとセルロースファイバーでは金額の差は倍以上になると思います。
でも、数値が変わらないならお安いほうがいいのでは・・・?となりそうですが、
断熱材を考えるときに、重要な項目があります。
それは
『施工性』
です。
どういうことかと言いますと、家の壁の中には、柱や筋交い、間柱、コンセントボックス、
電気配線などが存在する場所が多々あります。
窓回りや換気のダクトなど、結構複雑になっているところも多いので、
断熱材の施工性はとても重要な項目になってくるのです。
どんなに、性能が良い製品でも、しっかり隙間なく施工することで初めてその製品の本来の性能が生まれます。
逆に、どんな性能のいい断熱材でもきちんとした施工がなされていなければ意味がないということです。
でも、難しいもので、ZEHや断熱等級などの計算の際には、
この『施工性』というものは加味されていません。
数値を取れるから、安くて性能値のいい断熱材を入れる。
確かにそれで基準はクリアし、何かしらの補助金を受けれたりするかもしれません。
でも、それでいいんでしょうか?
ダメですよね。
快適に暮らすための家づくりを実現するための一つの重要な要素が『断熱』だと思っています。
どの断熱材を使っているから最高だ!ということは思いませんが、建築会社として上に描いたようなことを
きちんと考えて、お客様に提案したり一緒に検討したりすることが大切だと思います。
快適な暮らしを実現することが本来の家づくりの根本にあると思います。
コムハウスは、性能ももちろんですが、間取りや、インテリアコーディネート、土地探しも含めて、
家づくりを総合的に考えている会社です。
家づくりの悩み事、相談、お気軽にどうぞm(__)m
各種お問い合わせはHPから↓↓↓↓
http://com-haus.net/
株式会社コムハウス
熊本市東区神水本町27-21
電話096-285-6667
メールinfo@com-haus.net
『断熱』
いわゆる『断熱材』には複数の選択肢があります。
製品によって素材や価格も異なります。
コムハウスでは、現場発泡吹き付け硬質ウレタンフォーム
『アクアフォーム』
https://www.n-aqua.jp/products/aquaform/
を多く使用させていただいております。
もちろん、ご要望があればその他の断熱材も使用可能です。
高性能グラスウール
セルロースファイバー
発泡系(いくつか種類があります)
正直、どの断熱材が一番か!?と言われると、答えが難しいです。
それぞれ、しっかりと開発・製造された製品ばかりです。
日本の技術って優秀だなと思います。
これで終わってしまうと、面白くないので、ここで一つ面白い事実のお話を。
断熱性能を表す言葉に『熱伝導率』という言葉があります。
これは、熱伝導による熱の伝わりやすさを表わす数値で、数値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能に優れた材料であることを表わします。
じゃあ、熱伝導率の数値が小さい断熱材を選べば間違いない!となりますよね。
でも結局性能が良いと、価格も高い。ということに繋がっていくわけです。
なんでもそうだと思うのですが、ハードの面だけ考えれば、性能が良くて、
価格が安ければ嬉しいわけです。
でもそうじゃないから皆悩むわけですね。
車でもスマホでもカメラでも。
では代表的な断熱材の熱伝導率を比べてみましょう。
<無機繊維系>
断熱材 | |||
---|---|---|---|
グラスウール | 0.033~0.050 | ||
ロックウール | 0.035~0.047 |
断熱材 | |||
---|---|---|---|
セルロースファイバー | 0.038~0.040 |
断熱材 | |||
---|---|---|---|
ポリスチレンフォーム | 0.024~0.043 | ||
硬質ウレタンフォーム | 0.023~0.040 | ||
あれ?どの断熱材も性能数値的には大差ないですね。
でも、一般的なイメージとして、グラスウール系がリーズナブルで、
セルロースファイバーや発泡系断熱材はコスト高と思われている方も多いと思います。
実際、その通りです。
グラスウールとセルロースファイバーでは金額の差は倍以上になると思います。
でも、数値が変わらないならお安いほうがいいのでは・・・?となりそうですが、
断熱材を考えるときに、重要な項目があります。
それは
『施工性』
です。
どういうことかと言いますと、家の壁の中には、柱や筋交い、間柱、コンセントボックス、
電気配線などが存在する場所が多々あります。
窓回りや換気のダクトなど、結構複雑になっているところも多いので、
断熱材の施工性はとても重要な項目になってくるのです。
どんなに、性能が良い製品でも、しっかり隙間なく施工することで初めてその製品の本来の性能が生まれます。
逆に、どんな性能のいい断熱材でもきちんとした施工がなされていなければ意味がないということです。
でも、難しいもので、ZEHや断熱等級などの計算の際には、
この『施工性』というものは加味されていません。
数値を取れるから、安くて性能値のいい断熱材を入れる。
確かにそれで基準はクリアし、何かしらの補助金を受けれたりするかもしれません。
でも、それでいいんでしょうか?
ダメですよね。
快適に暮らすための家づくりを実現するための一つの重要な要素が『断熱』だと思っています。
どの断熱材を使っているから最高だ!ということは思いませんが、建築会社として上に描いたようなことを
きちんと考えて、お客様に提案したり一緒に検討したりすることが大切だと思います。
快適な暮らしを実現することが本来の家づくりの根本にあると思います。
コムハウスは、性能ももちろんですが、間取りや、インテリアコーディネート、土地探しも含めて、
家づくりを総合的に考えている会社です。
家づくりの悩み事、相談、お気軽にどうぞm(__)m
各種お問い合わせはHPから↓↓↓↓
http://com-haus.net/
株式会社コムハウス
熊本市東区神水本町27-21
電話096-285-6667
メールinfo@com-haus.net
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