私の名前は、家星 伊蔵(イエホシ イゾウ)。

生まれも育ちも熊本・東区。

家族の成長にともない、いよいよ夢のマイホームを考えている36歳九州男児である。

このコラムは、そんな家づくりビギナーの私が、色々な壁を乗り越えてマイホームを手に入れるまでのお話である。

 


第5話『恋に恋い焦がれ恋に泣く男』

憧れのお家は憧れのまま終わるのか・・・?

ある休日の昼下がり「思い描く理想的な暮らしは」ふとそんな事を考えた。

広々していて、眺望がいい土地。

リビングから庭を眺めながらゆっくりとした時間が流れる、そんな暮らしに恋をしている自分がいる。

子供はいずれ巣立つ。

その後の夫婦二人での長い暮らしを思い描いたとき、やはり思い浮かぶのは平屋の住まい。

やわらかい光の入る窓を開け放ち、縁側テイストのウッドデッキで何度も読み返した北方謙三の水滸伝を読む僕。

恋焦がれて結ばれた妻が何も言わずそっと暖かいルイボスティーを入れてくれる。

子育てが終われば、そういう穏やかな暮らしをしたい。

 

そんな素敵な妄想をしている僕に妻から声がかかる。

『パパ!お茶入れて!』

もちろん返事は

『はい!よろこんで!』

 


コンパクトで美しく暮らす。平屋という選択肢。

「家を建てるなら平屋がいいな」「でも平屋は高いくなるって聞くし・・・」

家づくりを考え始めてからというものそんな声をよく耳にする。

こと家づくりにおいては理想ばかりを追い求めてもなかなか厳しい現実がるのも重々承知の上だが、でも理想は大切で、自分の思い描く大切なものを大切にしてくれる相手と家づくりを進めていきたいと思う。

暮らしやすさ、デザイン性、将来の見据えやすさ。

さまざまな視点から、理想とする“平屋”についていろいろと考えてみた。


平屋のメリットとは?

ワンフロアで完結する暮らし
→ 階段がなく、移動がラク。将来も安心して暮らせる。

家族の気配を感じやすい
→ LDKを中心とした間取りで、自然とコミュニケーションが生まれる。

メンテナンスがしやすい
→ 外壁や屋根の点検・修繕も2階建てよりアクセスしやすい。

デザインの自由度が高い
→ フラットな形状だからこそ、すっきりとした外観や広がりある空間をつくりやすい。

 


平屋のデメリット

ここをしっかり考えることが重要な気がしたので色々と深堀してみる・・・

土地にゆとりが必要
→ 延床面積=建築面積になるため、ある程度の敷地が必要

仮に、30坪程度の平屋だと敷地が60坪でも駐車場含めかなり窮屈に感じる可能性も。

思い描く平屋のゆったりとした感じはでないかもしれない・・・らしい

建築費が割高になるケースも
→ 基礎や屋根の面積が広くなり、2階建てよりコストが上がる

例えば30坪の平屋と30坪の2階建てがあったとき、同じ坪数ですが間違いなく平屋の建築費が高くなる。

なぜなら基礎の面積と屋根の面積が単純に倍になるから。もちろん、平屋になることで階段がなくなったり、トイレが1か所にになるので、現実にはこんなに単純ではないが、ここが平屋が高くなる所以の一つ・・・らしい

外からの視線が気になりやすい
→ 周囲の環境に合わせた目隠しや窓位置の工夫が求められる

一般的には周りにも住宅をはじめとした建物が存在している場合がほとんどで、特に平屋の場合は、LDKが南側に来ることで、おのずと居室が東西北の配置に。場合によってはお隣さんの何かしらのお部屋と近い位置になってしまうこともあるので、そのあたりも考慮が必要・・・らしい

日当たりや通風の確保が難しい場合も
→ 奥行きのある間取りでは、光や風が届きにくくなることも

前述と同じ理由から、LDKが南側に来るとおのずと居室は南側以外に位置することに。そうなると、居室は南側からの採光が難しいパターンが多くなる・・・らしい

将来の増築に制限が出やすい
→ 敷地いっぱいに建ててしまうと、将来の変化に対応しにくい場合もある。

仮に将来増築や駐車場の台数を増やしたいなどの状況が発生したときに、敷地いっぱいを使っての平屋計画だと物理的にそのような増築ができない可能性がある・・・らしい

収納や間取りの工夫が必須
→ 階の区分がないぶん、収納の配置や生活スペースの整理が重要に

平屋になると、階段も不要、2階のトイレも不要になるので、実はその分坪数を抑えることができる。ただし、1階にすべての部屋が存在することで、その部屋に至るまでの動線(廊下)が必要になり、部屋の数が増えれば増えるほど建物はどんどん大きくなっていってしまう・・・らしい

上下階の“ゾーニング”ができない
→ 子ども部屋やプライベート空間を階で分けるといった工夫ができない

これも1階にすべての部屋があることで、それぞれの距離がどうしても近くなってしまう。特にお子さんが思春期などのナイーブな時期には気になることもある・・・らしい


平屋にまつわる“噂”

まことしやかにささやかれる『平屋高い』説。

デメリットの話を総括するに、高くなる理由はこの2つのようだ。

✅土地が広く必要
→ 建物だけではなく、駐車場、お庭、給湯器、室外機、ポスト、玄関アプローチなどなどのことも考えておかなければならない。どれだけの土地の広さが必要かはそのさまざまな項目から総合して考えないと、無駄に広くて価格も高くなり、後々の維持管理費も負担になってしまう。

✅工事施工面積の増加
→基礎の面積と屋根の面積が増えてしまうこと。そして、1階にすべての部屋があることで動線(廊下)が多くなり、おのずと施工面積が増加してしまうこと。施工面積が増加すれば増加するほど建築コストは上がる。特に建材の中でも値上がりの著しい基礎の鉄筋やコンクリート、躯体の木材の量が増えてしまうことにつながります。

 


暮らし方に合わせた、コンパクトな平屋を考える

それでもやっぱり平屋に恋する私。

コストは一番気になるところではあるのでやはり抑えたい。

コンパクトだけど無駄がなく広々LDKで、動線も良く、光溢れる平屋の住まいができれば理想的。

コンパクトですっきりした平屋のすゝめ

・最小限で最大限の心地よさを目指した間取り

・掃除や管理がラクだから、家をきれいに保ちやすい

・余計な動線を省くことで、毎日の生活にゆとりが生まれる

・高さの工夫で、平屋でも圧迫感のない空間演出が可能

・自然との距離が近く、季節を感じながら暮らせる

・程よい居室の距離感を確保してプライバシーを守る

こんなポイントを抑えた、コンパクトな平屋ができたらいろんなシーンでも理想的な暮らしができそうだ

20代夫婦
→ 無駄を省いたシンプルな間取りで、将来の変化にも対応しやすい

✅ 30代夫婦

→子供1~2人で広々LDKを中心とした暮らし

子育て終了後のご夫婦
→ 階段の上り下りがない安心感。趣味や来客にも対応しやすい間取りに

個人事業主やフリーランスの方
→ コンパクトでも事務所スペースを確保しやすく、住まいと仕事を両立しやすい

 


ということで、そんな妄想に浸っていた昼下がりの午後。

 

いつものメルマガの着信が・・・

 

運命なのか。。。

 

理想を叶える素敵な平屋の見学会情報!!

 


発見!!🔍

『30坪の平屋の住まい。眺望を愉しむ家。』

~コンパクトで開放的×シンプルで機能的~

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実際に見て感じる、理想の暮らし

📍 完成見学会 in 熊本市西区花園
📅 2025/5/3(土)~6(火)10時~17時(予約制)

🏡 『30坪の平屋の暮らし。眺望を愉しむ家。』

見どころポイント

コンパクトで開放的×シンプルで機能的な平屋とは

外観デザイン
→ グレーの外壁と切妻屋根が美しい落ち着いた佇まい
→ コンビネーション窓でシンボリックな外観へ

玄関・LDK
→ 屋根の勾配を利用した高さ3m超えの開放感
→通り土間のような玄関土間からつながる壁のない開放的なLDK

プライバシーを確保した居室レイアウト
→ 部屋同士が近くなりすぎることがある平屋のデメリットを解決したプラン。

洗面室・脱衣ランドリー・浴室
→ ガス乾燥機『乾太くん』を採用した一直線で無駄のない家事動線。

全体のトーン
→ 木とライトグレーをベースに、真鍮のパーツで統一感と上質感を演出

 


コンパクトで開放的×シンプルで機能的な平家・・・

なにそれ理想的・・・

これは絶対に見に行かねば・・・

家星 伊蔵

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