なんでこの子はこうなんだろう?
いうことを聞いてくれない!
日々母は悩む。ツライ。焦る。不安。
こちらがイライラするほど子どももぐずって。
冷静にならなきゃと頭ではわかっていても、できない、、、
どうしたらいいの?
私が子育て中に何度も繰り返した場面です。
落ち込みひとり泣いたことも一度ではなかったです(泣)
今、冷静に考えたら、2.3歳の子どもに大人の理屈が理解できるはずもなく。
言い聞かせたところで限界はありますよね。

子どもを大人からコントロールすることは、はっきり言ってむずかしいです!!
手っ取り早い方法は、自分が変わろう。
変わるというのは、
優しくしようとか。
いいお母さんになろうとか。
しつけをしなきゃとか。
教えなきゃとか。
叱らないようにしようとか。
そんなことじゃなくていいんです。
今日は、もう何にもしない。
とことん子どもに付き合う。
子ども発信での1日にする。
お腹すいたーってなったらおにぎりのみでもよし。
パンかじるのも美味しい。
お菓子を一緒にバクバク食べるのもよし。
ずっとゲームしてたりビデオやYouTube観てもよい。
ひたすらダラッダラ、ゴロッゴロするのもあり。
でも目があったら必ずニコ〜〜ッて笑う。
これは実際やってみると、意外と子どもの方があきてきて
まとわりつかなくなったってひとり遊びし始めて
あれ?なんかせっかく一緒に遊ぼうとしてるのに
私置き去り?
なんてことにもなってましたね。
子どもが安心するんじゃないかなと思います。
ママがせかせかしてないから。
カリカリしてないから。
イライラしてないから。
子どもが落ち着く。
お母さんに大切なのは、自分自身をいかに喜ばせるか。
の回でも書かせてもらいました。
自分の機嫌しだいで、子どもに対しても
いいよって言える時と
許せない時がありますもんね。
小学生低学年くらいの子どもも、基本同じスタンスでいいかなと感じていました。

とにかく、人を傷つけたり命に関わることじゃなければ
子どもの行動をコントロールしない。
否定しない。
目があったら笑う。笑う。とにかく笑う。大声でも笑う。
笑い声には子どももすぐ反応しますよね。
もっと成長したら
もっともっとお兄ちゃんにお姉ちゃんになったら
もう子どもを信じて「全肯定」するしかないです。
あんたが1番!
あんたの考えが正解!
すごい!好きにやれ!応援する!
あんたの一面だけしか知らず、批判してくる人のことなんか聞くもんかあー。
あんたが大好きだぁー。
これは、子どもたちが中高校生時代の私の心の声です。
いや、嘘つきました。
一部は声に出してました(笑)
子どもは大人よりずっとずっと素直です。
変わりましたよ。
びっくりしました。
子どもをとことん信じよう!
と覚悟を決めたら
つまらない常識にとらわれ
自分をガチガチに縛りつけていた「理想の母親」の殻がパリパリ剥がれていきました。
私を変えてくれたのは、実は子どもたちだったのですね。
彼らからはどう思われているかわかりませんが
ありがとう!と言っておきます。
karf ディレクター
島田幾子 Ikuko Shimada
東京・代官山のインテリアショップ「karf」で店舗全体の企画を担当。
長年インテリアに携わってきた立場に加え、生活者目線の住まいと暮らし
親として学んできたことや、子育ての環境への考えを
パーソナルサイト「Good Life Tips」で発信。
その人気記事から2023年、絵本『家具ものがたり』を出版。
作画は画家であり絵本作家の松田奈那子さん。