人は生まれた時から、好奇心旺盛で
想像力に溢れたいきものではないでしょうか。
幼い頃は、先入観なくものごとに向かい
真っ直ぐに直感的に反応する。
だから子どもは見てて飽きないし、おもしろい。
大人から見ると奇想天外な発想で
戸惑ったり、関心したり
クスッとなったりするところ
ありますよね。
世代の違う私からみると
デジタルネイティブな孫世代は
おもしろネタの宝庫なのですよ。
ある日、車の中での出来事。
私の姉が4歳になる孫くんから
「たぶれっと、とってぇ〜」と言われ
はい、どうぞ!
と手にした瞬間、思った以上に重量があったので
孫くん、重くないの?と聞くと
「ううん、おもくないよぉ」
得意げに
「ダウンロードちてるからだいじょうぶぅ」
あ、ああ、、
はいはい、そのゲームのデータの話ね(汗)
その瞬間、私たち大人は爆笑!
少しそれて、世代ギャップのお話になりましたが
なにしろ、子どもの豊かな感性は
良い感じに育んであげないとねと常々思っております。
絵を描かせたら、うちの子天才だ!と
その絵をキーホルダーにしたり、
Tシャツにしたり。
今はなんでも手軽に作れて本当に楽しいですね。
そんな昨今
孫ちゃんが『私たちも絵本を作ったよ!』
と見せてくれたのです!
その頃、よく読んでいたJUNAIDAさんの絵本『の』の影響もあって
こんなタイトルになっています。
当時、家具たちがおしゃべりするという絵本
『家具ものがたり』を私がちょうど出版した時期でした。
それを見て、作ってみた!と。
すご〜い!
私は感激(泣)
しかも、子どもの作りたい!をきちんとくみ取って
真っ白な無地の本を買ってあげてるママも素晴らしい!
またある日、彼らがパパの個展を見に行った時のこと。
個展会場から戻ってきて、家ではあっという間にこんな光景が!
もちろん、ここでも小さなアーティストたちのことを
私たち大人は大絶賛!!
あーあー
こんなところに貼って〜、全くぅ〜
ではなく
ともに楽しみましょうよっ!
てことですね。
良くも悪くも子どもは大人をよーく見ています。
本当に怖いくらいに!
大人の子どもへの影響力は、私たちの想像以上に大きいのかも。
それも無意識であればあるほど
なんだか妙に覚えていられたり、真似されたり。
大人から刺激をうけて
子どもが真似てそれをまた大人に刺激をもらたす
こんな循環が、たまらなく楽しいと感じている私です!
karf ディレクター
島田幾子 Ikuko Shimada
東京・代官山のインテリアショップ「karf」で店舗全体の企画を担当。
長年インテリアに携わってきた立場に加え、生活者目線の住まいと暮らし
親として学んできたことや、子育ての環境への考えを
パーソナルサイト「Good Life Tips」で発信。
その人気記事から2023年、絵本『家具ものがたり』を出版。
作画は画家であり絵本作家の松田奈那子さん。