I’sBLOGがスタートしてから約一年。
おうちの中をめぐるというテーマで
玄関から「はじめまして」と始まり
階段をあがり、壁の素材のお話や
ダイニングルーム
リビングルーム
バスルーム
ベッドルーム
子ども部屋
キッチン
テラス
と、その空間への想いを綴ってきました。
今までお付き合いいただき、ありがとうございます。
家の中をあちらこちらめぐり終え
家を出るのにまた玄関に戻ってきたところです。
扉を開けて外に出ると少しスペースがあり、自転車置き場があります。
自転車は、ガレージにしまっておきたいところなのですが
車一台がギリギリ入るくらいの広さしかありません。
残念なことに、設計の段階で
ガレージ内に自転車を置くスペースは
すでに確保できずでした(泣)
とはいえ、ガレージのシャッターの前に置くのも
車を出すたびに移動するのが大変です。
しかも私の家作りに関しての希望リスト中の一つが
玄関前に自転車を置きたくない!
だったのですよ。
そこで門を入ってすぐのスペースに
こんな空間を作っていただきたした。
自転車3台は余裕で置けます。
奥の白いフェンスは引き戸になっており
2階のダイニングルームから見ると
こんなかんじになっています。
総じて、この家を気に入っているところは
このような家のどこからみても
抜け感のある空間になっているところなのですね!
自転車置き場から上を見上げると
こんなふうに空が見えます。
自転車を外に置きたくないという
私のただのこだわりが
実は意図しないところで
暮らしの良い効果になっている気がしているのです。
出かける時、帰ってきた時、一旦ここで
一息入れる
一息つく
出かける時の「心の準備」
帰って来た時の「気持ちの切り替え」の場所。
生活の中のあいまいな場。
ここがあることで気持ちにゆとりができるような。
おそらく家族は誰も気づいてはいないと思います(笑)
でもそれくらいでいいのですね。
気づかないくらいの
うっすらとした感覚の積み重ねこそが
人に影響をあたえるのだと常々考えている私。
毎日触れるもの
目にするもの
囲われているもの
が、その人を作っていくと信じているのです。
なので、環境はできる限り選ぶ方がいいし
毎日使うものは
人に環境に
しっくりきたものを選びたいなぁと思っています。
あなたのその環境があなたを作っています。
karf ディレクター
島田幾子 Ikuko Shimada
東京・目黒から代官山に移転したばかりのインテリアショップ「karf」で店舗全体の企画を担当。
長年インテリアに携わってきた立場に加え、生活者目線の住まいと暮らし、親として学んできたことや
子育ての環境への考えを、パーソナルサイト「Good Life Tips」で発信。
その人気記事から2023年、絵本『家具ものがたり』を絵本作家の松田奈那子さんとの共著で出版。