あなたの子どもが、活動的で親や先生の言うことを聞いてくれない
ヤンチャなお子さんだったら、、、、、、
おめでとうございます!
もうその子の未来は、かなり明るいです!
やりなさいと言われなくても自分から行動している。
こうしたいああしたいという「熱」「欲求」を持っているということですよね。
どうか、その熱い「生きていく上で大事な意欲」をその子から奪わないでくださいね。
幼い頃の無自覚なこの溢れんばかりのエネルギー。
行きどころのない持て余し気味の欲望。
これは、大人になってその効果を大いに発揮します。
はぁ?何を言ってるんですか。
もうこっちはそんな子に振り回されて
まわりの人に嫌な顔されては頭を下げ、
すいませんすいませんとペコペコ平謝りで
毎日大変なんですから、、、
という声が聞こえてきそうですね。
そうでしょ、そうなります。
それでもそれが一生続くわけではありません。
しかも一日中ではなく、瞬間的に起こることです。
すみませ~ん、ごめんなさ~いで収まることならいくらでも言いましょう(笑)
ここで、大人の都合を押し付けたり
つまらない見栄や世間体で叱って
ダメ出しや悪い子だと決めつけたりすると
反抗して、そのやり場のないエネルギーを
悪目立ちしている方へ持って行ってしまうか
誰も自分を分かってくれないと
殻に閉じ込もってしまうことにもなりかねません。
あるいは、叱られるのが怖くて
親の顔色をうかがっていい子を演じるようになり
大人からは一見お行儀の良い扱いやすい子どもになりますが
やりたい気持ちを自ら押さえ込んでしまいます。
子どもの本来持っている
無限の可能性を秘めた大切なエネルギーの源を
消し去ってしまうことにもなりかねません。
こんなもったいないことはないですよ。
学校という枠組みにうまく収まる子もいれば
収まりきれず、はみ出してしまう子もいます。
同級生と仲良くできる子もいますが
なんだか話が合わず、友達ができにくい子もいます。
それはその環境にそこ子が「今、合っていないだけ」で
他の全ての環境で生きられないわけではありません。
その子に、他の子にはない良いところはありませんか?
よく思い出してください。
できていることは、たくさんあるはずです。
しかもそれは他の子にはなく、
その子にしかない際立って光っているものではないですか?
小中学生だから、校則からはみ出しているだけで
社会人だったとしたら
とんでもなく革新的発想を持っていたりしていませんか?
物心ついてから、さぁあなたのやりたいことはなに?
夢は?
希望は?
と言われても
やりたいことをするたびに叱られ押さえつけられてきたら、どうでしょう。
うまく立ち回ることを覚えた子は
大人の喜びそうな答えを用意してしまうかもしれませんね。
社会に出て、新しいアイデアや仕事に必要なクリエイティブを求められても
子どもの頃に火種から根こそぎ摘まれた意欲には
なかなかうまく火は付きません。
知識はいくらでも後づけできますが
豊かな感性のアンテナを折られてしまっては、、、
そうは言っても、、、、、ですよね。
ここでひとつ親としてのミッションがあります。
子どもを心底信じてあげてください。
どんなものに興味を持っていますか。
やれと言われてないのに自ら進んでしていることに
ヒントがあると思います。
とにかく徹底的に観察します。
攻略するには相手を知ることも必要ですからね。
相手を知るとこちらにも余裕が生まれてきます。
その子をよく理解をしていてば
他人から何をいわれても動じなくなります。
先生や他人はそういうけど、この子にはいいところがいっぱいありますから。
テストの成績や学校での様子だけで子どもを判断されてはたまりません。
私がこの子を信じてあげなくて、誰が信じるの!
と思ったら親としての覚悟ができます。
覚悟したら子どもが変わってくるものです。
子どもを信じると
たくさんの「楽しい」「おもしろい」「素晴らしい」
を受け取ることになるでしょう。
想像を超える「規格外に大成」していく姿を見守りましょうね!
karf ディレクター
島田幾子 Ikuko Shimada
東京・目黒から代官山に移転したばかりのインテリアショップ「karf」で店舗全体の企画を担当。
長年インテリアに携わってきた立場に加え、生活者目線の住まいと暮らし、親として学んできたことや
子育ての環境への考えを、パーソナルサイト「Good Life Tips」で発信。
その人気記事から2023年、絵本『家具ものがたり』を絵本作家の松田奈那子さんとの共著で出版。