2019/03/25
家づくりのすゝめ 土地編 第19回『建築条件付き宅地とは?』
こんにちは。
川原です。
いよいよ、桜の花びらが開き始めましたね(^^)
来月には、いつもお世話になっている工事関係者の皆さんと
お花見懇親会を予定しているので楽しみです!
地震後も今現在もですが、色んな業者さん職人さんにとても助けてもらっています。
業者さん、職人さんとしっかり、仲良く付き合っていこう!
そう、創業から思ってお付き合いしてきました。
おかげさまでとても素晴らしい業者さん、職人さんと
お付き合いすることができているな~と思います。
お花見シーズン。
皆様くれぐれも飲み過ぎ、はしゃぎ過ぎにはご注意くださいm(__)m
ということで、今回の家づくりのすゝめ 土地編 第19回は・・・
『建築条件付き宅地とは?』
というテーマでお届けいたします!
前回のお話にちょっと関連したお話にはなりますが、土地探しをしている中で、
『お、この土地いいな!』と思ったら【建築条件付き】と記載されているけど・・・
みたいな経験がある方も少なくないと思います。
ではこの『建築条件付き』とは一体どういうことでしょうか?
建築条件付土地取引(けんちくじょうけんつきとちとりひき)とは、
所有する土地を販売するに当たり、土地購入者との間において、
指定する建設業者との間に、土地に建築する建物について一定期
間内に建築請負契約が成立することを条件として売買される土地
の請負契約の相手方となる者を制限しない場合を含む土地取引。
(Wikipediaより引用)
ざっくり言うと、この土地で建てることができる建築会社が決まっている。ということです。
土地が決まったら自動的に建築会社も決定してしまうという事になるわけですが、
土地の契約後、ある一定期間(大抵が3ヶ月)に建物の工事請負契約を結ばないと、
この土地の契約も解約となります。
一般的に、建築条件付き宅地を販売しているのは不動産会社ではなく基本的に建築会社です。
販売価格も相場より少しだけ低く設定して場合が多いような気がしますが、
まあそれも当然といえば当然です。。。
土地さえ決めていただいたら、建物の自動的に決まりますからね。。。
なので、建築条件付きの土地の価格は土地探しの基準になりません。
それでも、2~3年売れ残っている宅地もよく見かけます。
最初から建築会社の選択肢が1社というのはなんとなく抵抗があるんでしょうね。。。
と、ここまでが基本的な建築条件付き宅地のお話で、ここからは皆さんから
よく質問を受ける内容についてのお話です。それは・・・
『建築条件って外れないの???』
という話です(^^)
建築条件付きで販売されている土地は、正直、建物云々ではなく土地で勝負!
という感じの建築会社さんも多いので、基本的に条件を外すことはありません。
また、既に購入されたお客様からすると『うちは条件付きだったのに・・・』
という事にもなってしまいますからね。
ただ、まれにその条件が外れることがあります。
実際、これまでも数件、条件が外れたことがありました。
それはどんな状況かと言いますと・・・
最後の一区画が数年売れ残っている。。。
という状況です。
建築会社側の気持ちになると想像もしたくない状況ですが、土地は所有しているだけでも
毎年経費もかさみますし、売れないと経営上の問題も出てきます。
それに、売れずに数年経っていると、既に購入済のお客様も『仕方ないね…』
という同情の気持ちに・・・なっているとかいないとか。。。
これまで、このような状況で実際に条件が外れたことがあります。
ただ、そのままストレートに条件外してください!と言っても、
はい、わかりました!とはなりません(^^)
この相談は水面下で行っていく必要があるので、
色んな『ツテ』を使いながらお話をするようにしています。
とはいえ、そんな状況の土地自体が少ないですし、相談してもダメな場合もあります。
しかしながら、ネット情報や広告などだけの検索方法だけではなく、
また違った視点からの土地探しで、より良い土地が手に入るかもしれません。
いつも思いますが、土地探しは根気と、どれだけ一生懸命動いたかが大事です。
なかなか希望する土地に巡り合わないと、気持ちが落ちてしまうこともあると思いますが、
そんな時は視点を変えてみることもいいかもしれませんね(^^)
さて、次回は家づくりのすゝめ 土地編は
スピンオフ『消費税10%増税と家づくり』
というテーマでお送りいたしますね(^^)