2018/10/22
家づくりのすゝめ 第7回 『地盤調査』
こんにちは。
川原ですm(__)m
私事ですが自宅の植栽工事が完了しました。
引っ越したのが6月。
それからすぐ暑くい季節になったので植栽はもう少し涼しくなってから、
という植栽のスペシャリストからのアドバイスをいただきいよいよ完成しました。
やっぱり外構と植栽が入るとお家の雰囲気がぐっと変わりますね。
今はまだ葉もおとなしい時期ですが、春~夏になるころにはまた枝ぶりも変わり
いい感じになってるんだろうな~と楽しみです。
家づくりを仕事としていてすごく感じるのが、外構や植栽の大事さ。
仕事から帰ってきたときにふと見上げるお家の雰囲気がとても好きです。
構造も性能など家としての基本的な部分ももちろん大事ですが、
やっぱり家族が『好きだな~』と思える家であることが何よりも大事な気がします。
植栽工事の終わった日、家に帰ると子供が『お父さん!お家がお店みたいになったよ!』と
すごく嬉しそうに話してくれました。
家づくりで家族にとっての大事なことが何なのかを改めて考えさせられる瞬間でした。
と前置きがちょっと長くなってしまいましたが・・・
さて、今回もお届けする家づくりのすゝめ 土地編
コムハウスでは住宅を建築する前には必ず地盤調査を行いますが、
地盤調査とは一体どのようにして行うのか?
まず、これまで一般戸建て住宅における地盤調査で行われてきた調査方法の代表的なものに、
鉄棒を地面に垂直に差して地盤の強度を調べる
書いてある通り、実際にスクリュー状の鉄の棒をねじこみ、25cmねじ込む のに何回転
させたかで地盤の強度を測定します。ねじ込む際の 速度や音、感触なども記録し、
評価、判定していく方法です。なので調査資料を見ると、
『ガリガリ』とかジャリジャリ』という表記があります。
恐らく一般的な住宅の建築工事に際して最も多く用いられている方法になると思います。
ただ、この方法は調査される方の経験が無いと土中の正確な状況を判断することが難しいと言われています。
確かに、棒を差しこんだところにたまたま石があった、たまたま空洞があった。という可能性もありますよね。
では、その他の調査方法は無いのか?ということで、あげられるのが
加えて、より正確な判断の為に突き棒による簡易的な貫入試験も行います。
あくまでも地中の事になるのでどの方法でも100%の判断方法はないのかもしれませんが、
当時話を聞いて、調査費用はSS試験よりも表面波探査法の方が高くはなりますが、
より安全でより正確な判断ができるような方法を選びました。
*コムハウスの一般住宅工事では地盤調査費用は建築工事費に含まれております。
その時の話をまとめるとこのような感じです。
①表面波探査法は1回の測定する範囲が50cm~100cmほどの範囲になるのに対して、
SS試験は最大3cmの円柱での情報となること。
②表面波探査法は、地耐力(支持力+沈下特性)を明らかにしますが、
SS試験は経験を積んだ熟練した技術者でなければ、地耐力の測定が難しい方法であること。
③SS試験では、自沈(ロッドを回転させないでも貫入する状態)すると、
何らかの工事が必要という結果を出す業者さんが多かったですが、
表面波探査法では数値により地耐力を細かく判断することで必要以上の地盤改良工事、
地盤対策工事を減らすことができること。
技術者の経験や判断によって結果が左右されるSS式に比べて、
表面波探査法ではデータをもとに計算し結果を出すことから、より正確で、
公平な判断がなされるという内容です。
ただ、だからと言って決してSS試験が悪いという事ではなく、色んな調査方法があって、
建物の規模によっても主流となる方法は違います。実際の調査は専門家の方に任せるとしても、
私たち自身もそれぞれの特性や内容を理解し取り組んでいくことが大切なんだと思います。
実際に、一昔前まではSS試験が主流でしたし、これから先ももっと違う技術や方法が
生まれてくるかもしれません。
そもそも、家を建てる前に地盤調査をするという事自体が無かった時代の方が長いからですね。。。
熊本地震後、地盤に関する相談やお尋ねをいただく機会が増えました。
地震直後から地盤に関係したニュースや報道、あるいは実際に地盤沈下した現場を
目撃された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、この住宅建築前に行う地盤調査をして大丈夫だったから地震に対しても大丈夫かというと、
そういうことにはなりません。
地盤調査を行いお家を建てると、地盤沈下に関して保証が付くことになりますが、
地震による地盤沈下はこれには該当しません。
*地盤改良工事が必要と判断された場合は、工事をすることで保証が付きます。
ここから軟弱地盤における地盤改良工事の話につながっていくのですが、
その話はまた次回に続きます・・・m(__)m
という事で、次回は家づくりのすゝめ 土地編は
というテーマでお送りいたしますね(^^)
次回は10月29日(月)にお届け致しますm(__)m
川原ですm(__)m
私事ですが自宅の植栽工事が完了しました。
引っ越したのが6月。
それからすぐ暑くい季節になったので植栽はもう少し涼しくなってから、
という植栽のスペシャリストからのアドバイスをいただきいよいよ完成しました。
やっぱり外構と植栽が入るとお家の雰囲気がぐっと変わりますね。
今はまだ葉もおとなしい時期ですが、春~夏になるころにはまた枝ぶりも変わり
いい感じになってるんだろうな~と楽しみです。
家づくりを仕事としていてすごく感じるのが、外構や植栽の大事さ。
仕事から帰ってきたときにふと見上げるお家の雰囲気がとても好きです。
構造も性能など家としての基本的な部分ももちろん大事ですが、
やっぱり家族が『好きだな~』と思える家であることが何よりも大事な気がします。
植栽工事の終わった日、家に帰ると子供が『お父さん!お家がお店みたいになったよ!』と
すごく嬉しそうに話してくれました。
家づくりで家族にとっての大事なことが何なのかを改めて考えさせられる瞬間でした。
と前置きがちょっと長くなってしまいましたが・・・
さて、今回もお届けする家づくりのすゝめ 土地編
第7回 『地盤調査』です。
コムハウスでは住宅を建築する前には必ず地盤調査を行いますが、
地盤調査とは一体どのようにして行うのか?
まず、これまで一般戸建て住宅における地盤調査で行われてきた調査方法の代表的なものに、
鉄棒を地面に垂直に差して地盤の強度を調べる
『スウェーデン式サウンディング試験』があります。
以下、SS試験と呼びます。
書いてある通り、実際にスクリュー状の鉄の棒をねじこみ、25cmねじ込む のに何回転
させたかで地盤の強度を測定します。ねじ込む際の 速度や音、感触なども記録し、
評価、判定していく方法です。なので調査資料を見ると、
『ガリガリ』とかジャリジャリ』という表記があります。
恐らく一般的な住宅の建築工事に際して最も多く用いられている方法になると思います。
ただ、この方法は調査される方の経験が無いと土中の正確な状況を判断することが難しいと言われています。
確かに、棒を差しこんだところにたまたま石があった、たまたま空洞があった。という可能性もありますよね。
では、その他の調査方法は無いのか?ということで、あげられるのが
『表面波探査法』です。
*コムハウスのお家では基本的にこの方法で地盤調査を行っています。加えて、より正確な判断の為に突き棒による簡易的な貫入試験も行います。
あくまでも地中の事になるのでどの方法でも100%の判断方法はないのかもしれませんが、
当時話を聞いて、調査費用はSS試験よりも表面波探査法の方が高くはなりますが、
より安全でより正確な判断ができるような方法を選びました。
*コムハウスの一般住宅工事では地盤調査費用は建築工事費に含まれております。
その時の話をまとめるとこのような感じです。
①表面波探査法は1回の測定する範囲が50cm~100cmほどの範囲になるのに対して、
SS試験は最大3cmの円柱での情報となること。
②表面波探査法は、地耐力(支持力+沈下特性)を明らかにしますが、
SS試験は経験を積んだ熟練した技術者でなければ、地耐力の測定が難しい方法であること。
③SS試験では、自沈(ロッドを回転させないでも貫入する状態)すると、
何らかの工事が必要という結果を出す業者さんが多かったですが、
表面波探査法では数値により地耐力を細かく判断することで必要以上の地盤改良工事、
地盤対策工事を減らすことができること。
技術者の経験や判断によって結果が左右されるSS式に比べて、
表面波探査法ではデータをもとに計算し結果を出すことから、より正確で、
公平な判断がなされるという内容です。
ただ、だからと言って決してSS試験が悪いという事ではなく、色んな調査方法があって、
建物の規模によっても主流となる方法は違います。実際の調査は専門家の方に任せるとしても、
私たち自身もそれぞれの特性や内容を理解し取り組んでいくことが大切なんだと思います。
実際に、一昔前まではSS試験が主流でしたし、これから先ももっと違う技術や方法が
生まれてくるかもしれません。
そもそも、家を建てる前に地盤調査をするという事自体が無かった時代の方が長いからですね。。。
熊本地震後、地盤に関する相談やお尋ねをいただく機会が増えました。
地震直後から地盤に関係したニュースや報道、あるいは実際に地盤沈下した現場を
目撃された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、この住宅建築前に行う地盤調査をして大丈夫だったから地震に対しても大丈夫かというと、
そういうことにはなりません。
地盤調査を行いお家を建てると、地盤沈下に関して保証が付くことになりますが、
地震による地盤沈下はこれには該当しません。
*地盤改良工事が必要と判断された場合は、工事をすることで保証が付きます。
ここから軟弱地盤における地盤改良工事の話につながっていくのですが、
その話はまた次回に続きます・・・m(__)m
という事で、次回は家づくりのすゝめ 土地編は
第8回 『地盤改良工事』
というテーマでお送りいたしますね(^^)
次回は10月29日(月)にお届け致しますm(__)m