STAFF BLOG

今日で熊本地震前震から丁度３カ月となります。

まだ３カ月ですが、いち早く日常を取り戻し復旧に向け動き出せている人と

まだ３カ月前と何も変わらずに大変な思いをしながらこの暑い中必死に暮らしている人がいます。

地震後、社内でも色々考えて自分たちに今できることを・・・という事で

カフェスタッフは避難所へ炊き出しへ

ショップスタッフは全国からお届け頂いた支援物資を避難所や病院へ

建築スタッフはオーナー様宅へのフォローと応急作業へ

色々な形で動いてきました。

現在、カフェやショップの方は通常営業に戻し

日々お客様に快適な時間と空間を提供できるように頑張ってくれています。

建築スタッフの方はまだまだ応急～復旧作業を行いながら・・・といったところです。

そのような中、コムハウスでも６月はじめより、

阿蘇内牧の方で応急仮設住宅のお手伝いをさせて頂いております。

仮設住宅なので基本的、１～２カ月で建物を造って、２年後には解体というものなのですが

東日本などの状況をみるととても２年で解体できるような状況ではなさそうです。

今回、携わらせて頂いている仮設住宅はとても仕様内容が良く全国からも注目を集めているようです。

通常の仮設住宅は木杭（コンクリート基礎なし）、

今回の仮設はベタ基礎に基礎断熱、剛床工法で断熱材はデコス（セルロースファイバー）

おまけに遮熱シートやペアガラス内樹脂サッシという注文住宅のような仕様になっています。

間取りは残念ながら生活ができるギリギリの内容になっていますが

住み始めて頂くと本当に心地よさを実感していただける仮設住宅だと思います。

現在もなお、体育館やテントなどで生活させれいらっしゃる方々に一日でも早くお引渡しをして

差し上げたいと思います。

今回この仮設住宅を建設するにあたり九州各地から２０名の大工さんにお集まり頂きました。

「どうせやるなら熊本の仮設現場の中でも一番だったと伝説に残るようなチームを作りましょう」

と勢いよく始まった現場でしたが、木工事完了のころには本当に最高のチームが出来上がり

地元に戻られる大工さんの中には涙をためながら「本当に来てよかった・・・」と

熊本復興に携われたことを誇りに思って帰られる方々ばかりでした。

こちらの方がお礼を言わなければいけないのにみなさん「ありがとう・・・」と言って

戻って行かれました（涙

震災より３カ月、随分時間も経ったようにも感じますがまだまだ３カ月！

復興に向けてようやく動き始めたところです。

私たちコムハウスも、仮設住宅が終わった後も

何かしら復興のお手伝いをずっと続けて行きたいと考えております。

自分たちらしく楽しみながら、ずっと続けれる復興のお手伝いがいいなと話し合っています。

特に益城の為に何かできたらいいなと思っています。

熊本の皆さん、これからも頑張りましょう。

そして全国の皆様、ご支援本当にありがとうございます。